○明治二十三年十一月一日、恵山岬灯台初点
位置 津軽海峡東口北緯四十一度四十一分八秒 東経百四十一度十一分二秒
性質 紅白交内十五秒毎一閃光
備考 白色六角形鉄造、基礎上十五・一メートル平均水面上四十四・六メートル、燭火四千光達距離十八・五浬
○明治四十一年九月二十四日、恵山岬霧信号所業務開始。
○大正九年十一月一日、光源を電灯に変える。
大正10年頃の恵山灯台
○昭和七年二月十六日、恵山岬無線方位信号所業務開始(無線羅針、無線標識局)。
○昭和十六年六月二十六日、海水観測表、水産庁北海道区水産研究所嘱託業務として開始。
○昭和十七年十一月一日、区内気象観測表、函館海洋気象台嘱託業務として開始。
○昭和二十年七月十五日、戦災により恵山岬灯台及び霧信号所焼失。
○昭和二十年七月十五日、戦災により恵山岬灯台及び霧信号所焼失のため昭和二十年十月十六日、不動仮灯六十W三個、旧灯塔を利用設置。
○昭和二十二年四月六日、不動白光三百糎灯籠二百W、十一・五浬(光達距離)無線電信柱中間に取付。
○昭和二十四年一月十五日、恵山岬灯台戦災復旧。
○昭和二十五年六月三十日、恵山岬霧信号所戦災復旧。
○昭和二十八年八月一日、恵山岬灯台霧信号所無線方位信号所を統合し恵山岬航路標識事務所とする。
○昭和二十九年二月一日、恵山岬無線方位信号所船舶気象通報業務を開始。
○昭和三十三年十一月一日より函館海難防止会の嘱託業務として気象警報業務を開始。
○昭和三十四年五月六日、非常灯、アセチレンガス灯器廃止。
○昭和三十五年一月十日、本灯電球A三号一キロワット、四万四千カンデラ。
光達距離十八・五糎、明三秒暗二秒の点滅。
昭和36年 恵山岬灯台
○昭和三十八年十月十九日、恵山岬霧信号所改良改修工事のため、〇六〇業務休止、建物及エヤーサイレン装置一式撤去。(現地売払いする。)
○昭和三十八年十一月二十日、恵山岬霧信号所、ダイヤフラムフォーン装置にて一二〇〇より業務を開始する。(吹鳴五、停三、吹五、停三、吹五、停十九)
○昭和三十九年十一月二十五日、椴法華港東防波堤灯台新設正式点灯開始。
百ワット、レンズ三百ミリ不動、明暗、明三秒、暗三秒、光度八百七十カンデラ、光達十一・五海里、自動式。
○昭和四十三年四月十日、函館航路標識事務所恵山岬灯台となる。
○昭和四十三年五月、恵山岬灯台船舶気象通報業務を開始。
恵山岬と灯台(昭和60年 現在の灯台)