椴法華小学校新校舎建設の歩み

918 ~ 919 / 1354ページ
 椴法華小学校は昭和二十年七月の米軍機の空襲により焼失、昭和二十一年以後、やっと工面した資金と資材により応急的に建設されたものであるため普通の建物に較べて外見より老朽化が甚しく、大規模に改築する必要にせまられていた。
 昭和五十三年一月、科学的データーを得るため、道教委の調査官が来村して、校舎の耐力度調査を実施したところ、大部分が国の耐力度基準を下まわり、危険校舎指定は確定的であることがわかった。このため、村議会、村理事者、教育関係者により協議が行われ、直ちに道教委をはじめとする関係諸機関に、椴法華小学校の改築が陳情された。
 その結果、昭和五十三年度から二ヵ年計画で改築工事が行われることになった。
 新校舎は、鉄筋コンクリート造り二階建で、真空式温水給湯暖房、水洗式トイレ等の近代的設備を整えたものである。屋内体育館は、学校教育はもとより、地域住民のスポーツ振興のため開放事業にも利用できるように配慮されたものである。昭和五十五年二月には、新校舎落成と創立百周年記念行事も行われ、今後二世紀に向け、自然に恵まれた豊かな地で新しい椴法華小学校の教育を通して子供達が心身共に健やかに成長し、たくましく次代を担って行く事を期待されている。

新校舎のすがた(1)


新校舎のすがた(2)