恵山

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 恵山は海抜六百十八メートルの鐘状活火山で、アイヌ語でエニシャヌプリと言い、後にこれが変化して恵山とよばれるようになったと言われている。
 また古くより霊場として道内外に知られる名山で、修業僧や崇敬者の訪れが絶えなかったとも言われている。東正面の噴火口からの轟々たる熱気の噴出、周辺の奇岩、そして山々の高山植物の緑が織りなす景観は、現在でも見る人をして、真に自然の霊気と無限の神秘を感じさせる所である。

恵山