・椴法華季節保育所の開設
漁村地帯の椴法華村では盛漁期ともなれば急激に労働力が必要となり、一家総出で漁業に従事するため幼児の保育は思うにまかせぬ状態であった。このため保育施設の設置が昭和二十年代の後半あたりより切望され更に昭和三十年代後半より幼少教育の面からも保育所の開設が強く望まれるようになった。
このような状況の中で椴法華村は村民の意見を取り入れ昭和三十八年春、僻地保育所設置を道に出願(途中季節保育所設置に変更)椴法華季節保育所として開設を認可された。
こうして、昭和三十九年七月一日、村内外の関係者を招き、村民待望の椴法華季節保育所の開所式が研修所で挙行されたのである。
・開設時の椴法華季節保育所
所在地 椴法華村字八幡町二十二番地
建物 旧公民館三十四坪 保育室三
開設年月日 昭和三十九年七月一日
職員 所長一名 兼任事務吏員二名 技術吏員三名(専任保母)
備品 オルガン二台(有志寄贈) ブランコ シーソー スベリ台