明治四十年三月八幡町二十四番地(旧役場下)に建てられた椴法華駐在所は、昭和十年頃より老朽化が激しくなったため、昭和十五年二月二日、村会の議決により改築されることになった。その後、同年三月十五日、村民川口忠三郎より畑地五十坪が椴法華村役場に寄附され、同所に木造平家柾茸き、建坪二十四坪二五が着工され、同年十二月二十五日に竣功し同二十九日より警察業務が開始された。
なお、屋根は最初の計画と異なり瓦屋根となったが、これは銭亀沢村根崎、東洋瓦製作場が寄附したものである。
その後、昭和十六年二月二十四日、駐在所の建物(八幡町八十二番地)は、紀元二千六百年記念事業協賛会から椴法華村役場に寄附されている。