目次
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第十二編 災害
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第三章 海難事故
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第二節 明治以後の海難事故
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三 昭和時代の海難(戦前)
恵山沖徳丸の遭難
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昭和十三年九月十七日 函館日日新聞
機船徳丸行方不明
漁夫二十名海の藻屑か
亀田郡
尻岸内
村字日浦東武次郎氏所有發動機船徳丸(八噸五)は漁夫二十名を乗せて惠山沖合に出漁中十五日午後五時頃機關に故障を生じ潮流に奔弄(ほんろう)されて青森縣尻矢岬方面に流されたまゝ行方不明となった。十六日午前十一時函館水上署へ捜査を願い出たので沿岸各所に手配したが安否が氣遣はれてゐる。