町政のモットーは「町づくりは人づくり、人づくりは心づくり」の合言葉とした佐藤町政にとって、全町民が集う場の設定は、町づくりの仕上げとして進められた。
町づくり運動の場として地域会館をつくり、沿岸漁業大学を構想し、ふるさと祭りへと敷衍(ふえん)していく。佐藤町政三期目の主軸となる地場産業の振興センターの設置と経営。そしてスポーツセンター計画は大きな延長線上に築かれていく。
商工会、文化団体の役員、そして町の職員も総動員されて、町費補助による第一回の町民のお祭りが開催された。昭和五四年一〇月一四日のことである。