〔地場産業の振興〕

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 昭和三六年、臼尻に中野国夫が設立したとろろ・おぼろ昆布の加工を目的とした株式会社中野海産は、マコンブ生産地の地場産業振興の先駆であった。中野海産は各種の商品開発により、昭和四〇年代には市場で販路を拡げた。関西の昆布の加工技術をとりいれ、昆布茶・梅昆布茶なども加工して市場を拡大し人気を博した。
 また、早出しの養殖昆布を新鮮な味として食卓に運んだ、「コンブそうめん」は好評であった。