目次
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第七編 産業
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第五章 観光
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第一節 温泉
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大舟上の温泉
〔大舟上の温泉〕
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この温泉の起原年月は不詳。天保年間の初め、
臼尻
の大倉大蔵が森林を伐り、荊棘を拓いて浴場を設ける。のち、
臼尻
部落の所有となり、明治三四、五年ごろ、函館区
深瀬洋春
が買い受けたという。
大正二年の
臼尻
郷土誌には、
臼尻
上の温泉通称上の湯と記している。下の湯よりさらに大舟川の上流の左岸にある。
のち、大正末期に板木の〓工藤家が浴舎を建てて経営した。戦中から戦後にかけて休業久しく、無人となり、旧浴舎は朽ちた。
昭和五五年、斎藤菊三郎により温泉旅館として再建され営業されている。
大舟上の湯温泉絵葉書 昭和10年ごろ 中本家所蔵
大舟上の湯温泉 「観光の道南」昭和12年版