凡例

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凡例
一 浜松市史は、さきに刊行した浜松市史史料編にたいし、通史と名づくべきものであります。
一 本市史は、市民のために、わが国の歴史の流れに添って浜松市の沿革をたずね、現在のすがたをきわめ、今後のあたらしく進む道をもとめようとしたものであります。
一 内容は、編・章・節にわけ、さらに目を立て、欄外に頭註を付してあります。
一 文章は、できるだけ平易に、新かなづかいにより原則として当用漢字を用い、読みにくい固有名詞や術語などにはルビを付してあります。
一 本巻は浜松市史の一環をなすもので、中世までをとりあげ、自然環境・原始・古代・中世の四編を収めてあります。
一 本巻を執筆された方々はつぎのとおりであります。
  自然環境編        静岡大学名誉教授   佐々木清治
  原始編および古代編のうち古墳時代 浜松市立郷土博物館学芸員  向坂鋼二
  古代編          東大史料編纂所員    土田直鎮
  中世編          前東大史料編纂所員文学博士 奥野高広
一 本文には理解をたすけるために、なるべくたくさんの写真・地図・図表・系図を挿入し、巻末には年表と索引を、また付録として浜松地方の詳細な地図をそえてあります。
一 写真については、東大史料編纂所をはじめ小学館などから貴重な資料の提供をいただきました。また、地もとの写真の大部分は桜井静馬氏の撮影であります。
一 年表は、浜松地方に関係のある事項に重点をおくとともに、静岡県西部地方に必要な史実をも採録し、本文と関係のある項日については対照の便をはかってページを併記し、本文にあげてないものについては出典を明らかにしてあります。あたらしい試みとして索引とともに便利のものと信じます。
一 本巻は、渥美静一・渥美実・塚本翠子の三名が編集したものであります。
一 浜松市史二は、本巻につづいて近世編を予定しています。
一 最後に、終始適切なご指導をたまわった顧問兼監修の坂本太郎先生をはじめ小山正・内田六郎・山根七郎治・飯尾哲爾・会田忠の諸先生およびご執筆をいただいた諸先生、その他本市史の刊行にあたってご協力をいただいた各方面および浜松共同印刷株式会社に、あつくお礼申しあげます。
 
 昭和四十三年三月