赤石楔状地

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 かように中央構造線とフォッサマグナとが交って形成された西南日本内帯の赤石山脈の地域は、その平面形が三角形になっているので、これを赤石楔状地と呼んでいるのであって、その底辺に浜松は位置を占めている。このように浜松は地質からみても、また地形からみても、東日本と西日本との接触地帯に位しているのであるが、さらに植物分布の上からみても同様なことがいえるのである。