礫質部と泥質部

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 天竜川沖積平地は三方原・磐田原間に広くひろがり、現天竜川の運搬した礫・砂・泥より成り、上流ほど礫質部、下流ほど泥質部が多い。表面は偽三角州状を呈し、わずかの凹凸をもち、この面のところどころに伏流水が湧出して小河流となり、偽三角州面の高まりの部分の側を削って流れるので、その流域の平坦部が水田となり、高まりの部分は畠地となり、島畠の景観を呈している。