滝沢渓谷

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 都田川流域第一の景勝地は滝沢付近である。ここでは都田川が古生層山地を下刻して峡谷状を示し、谷壁付近では砂岩・粘板岩の露頭が連続し、峡谷中にはチャートの大転石が多く、それが河床上にほどよく位置し、その間を縫う清流とよく調和して渓谷美をかもし出している。旧滝沢発電所跡に浜松市の経営する山の家があって観光に便宜をはかっている。これより北の夢見の床付近には輝緑岩の大きな岩体がある。