[安政地震]

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 嘉永七年(一八五四)十一月四日朝五ツ半時(午前九時)関東から東海道にかけて大地震が起こった。その十一月二十七日改元して安政元年となり、翌二年秋まで数回の地震が引きつづいて起こっているので、それらを一括して安政地震としておこう。その中でももっとも大きい地震は嘉永七年十一月四日と安政二年九月二十八日とに起こったものである。いずれも外側地震帯の活動であることは言うまでもないことである。