本山彦一の踏査

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 大正四年(一九一五)、本山彦一氏は浜名湖沿岸を踏査して蜆塚遺跡にもたち寄り、たくさんの獣骨を得たことにより、この付近が往古欝蒼たる森林地帯であって、イノシシやシカが多く生棲していたであろうことを『人類学雑誌』第三十巻第十号の中で述べている。