松本吉治氏の調査

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 ほぼ同じころに、松本吉治氏(当時早稲田大学生)も一部を発掘して多くの遺物を採集し、その時の成果を昭和十一年(一九三六)になって『史前学雑誌』第八巻第六号に報告している。これによると、獣類ではシカ・イノシシが九〇パーセント以上、貝類ではヤマトシジミが九〇パーセント以上であることが確認されている。