第四期

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〔第四期〕土器文様は、ほとんど磨消縄文であるが、第三期の曲線を主にしたものから、直線化・平行線化してきているのが特徴である。注口土器も作られ、これには縄文は用いられず条線文を主としている。またこの時期には器面を磨研して黒光りのする器に仕上げたものがある。この土器には、内面に平行線や突刺の文様を施していることが多い。そしてこの時期にも、無文の粗製土器が大きな比率で含まれている(第3図41~44)。なお、連続渦巻文の施された土器の存在は注目される(第3図41・42)。