目次
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原始編
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第四章 弥生時代
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第三節 伊場遺跡
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発見と調査
伊場遺跡保存会の結成
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昭和二十四年といえば、静岡市において登呂遺跡の発掘が始まり、はなばなしくジャーナリズムを賑わしていたころであった。だから、浜松市にも登呂遺跡と同じく弥生時代の遺跡が発見され、試掘や第一期調査の成果が良好であったということが報ぜられるや、これは当然市民の関心を呼ぶニュースであった。こうした情勢の中で「伊場遺跡保存会」(会長坂田啓造)が結成されたのである。
第19図 伊場遺跡周辺の地形と地質