目次
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原始編
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第四章 弥生時代
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第四節 後期弥生文化の展開
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飯田遺跡群
浜北市芝本遺跡群
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また、浜松市外に目を転ずると、平野部の北部には浜北段丘と呼ばれる低位の段丘地形があって、浜北市小林から於呂にかけて崖面を作っている。この段丘縁には中期以来の弥生時代遺跡が南北に連らなって分布し、後期後半の遺跡が顕著である。これらの遺跡は、まとめて芝本遺跡群と呼んでおこう。
天竜川をへだてた東側の平野部には、遺跡はいままでのところ絶無であるが、磐田原台地の縁には、点々として後期の遺跡が存在している。中でも磐田郡豊田村加茂東原遺跡は規模が大きいらしい。