目次
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原始編
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第四章 弥生時代
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第五節 銅鐸
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浜松市内発見の銅鐸
伝浜松南方海岸出土銅鐸
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②伝浜松南方海岸出土銅鐸 東京大学理学部人類学教室に、大形の銅鐸に付属していたと推定される渦巻状の飾耳の破片が所蔵されている。渦巻状の飾耳は鈕の上端に付くもので、昭和四十年(一九六五)二月に出土した、引佐郡三ヶ日町日比沢の猪久保銅鐸と型式的には同類であることが知られる。出土地点については、正確な位置がわからない。南方海岸といえば中田島砂丘地帯であるから、本銅鐸は砂丘の一角に埋蔵されていたのであろうか。