目次
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原始編
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第四章 弥生時代
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第五節 銅鐸
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浜松市内発見の銅鐸
木船出土銅鐸
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③浜松市和田町永田・木船出土銅鐸 明治四十一年(一九〇八)三月六日、天竜川駅の西方、木船神社の祠が建っている西側の畑を切り崩していた時に、二口の銅鐸が発見された。いずれも保存状態は悪く二口の内一方(第二号鐸)は鈕が折れている。第一号鐸は総高七八・二センチメートル(第23図中)、第二号鐸は鐸身の高さが四六センチメートルである(同図右)。第一号鐸も鐸身の高さは四六センチメートルであって、両者は大きさから文様の細部までよく似ている。現在、東京国立博物館の所蔵品である。