ツツミドオリ出土銅鐸

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④浜松市芳川町ツツミドオリ出土銅鐸明治元年(一八六八)七月、旧芳川村都盛で河川氾濫のあと堤の中腹から、大小二口の銅鐸がいれこになって発見された。発見された地点には現在「銅鐸発見地」という石柱が建てられている。二口のうち大きい方の銅鐸(第一号)は散佚して行方がわからなくなってしまったが、三尺くらい(約九〇センチメートル)あったといわれる大形の優品だったらしい。小さい方の第二号銅鐸は、現在東京国立博物館の所蔵品となっており、総高六四・二センチメートルという大きさである。これを第23図左に示した。

第23図 浜松市内発見銅鐸(東京国立博物館蔵)