目次
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古代編
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第二章 古墳時代
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第二節 国家統一期の浜松地方
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浜松地方の前期古墳文化
古式土師器
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弥生時代の土器製作法を伝統的に受け継いだ古墳時代の土器類に対して、土師器という呼称を用いている。しかし弥生式土器から土師器への変遷は漸移的であって、一線を画すことはむずかしい。そのためにどういうものから土師器として扱うかは、研究者によって違うことがある。また前期古墳時代の土器に対しては、とくに古式土師器という呼び方をして区別することがあるが、その意味では前段で記述した七つの遺跡の資料は、古式土師器ということになる。
第25図 浜松市内出土古墳時代前・中期の土器類