各古墳の規模を、円墳については基底径、前方後円墳については全長によって表示すれば第10表のとおりである。この表によって明らかなごとく基底径一五メートル以下の円墳が、八二パーセントを占めている。
【分布】つぎに三方原古墳支群一五八基に、その後発見した五基を加えた古墳の分布状態を、第30図に示しておこう。
【内容】以上の一六三基中、正式な調査が行なわれたのは、千人塚古墳と瓢簞塚の二基を除くと、つぎの二〇基にすぎない。さらにその中で年代の判定できる古墳となると、わずかに九基という数になってしまう。