衛士

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 衛士は兵士の中から選抜され、京に上って警備にあたるもので、一年間で交替する規定であった。しかし実際には相当年数引きつづき滞京を強いられたものも多かったらしく、このような境遇に堪えかねて逃亡する者が続出したことは、多くの史料の示すところである。