目次
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古代編
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第六章 奈良・平安時代の文化
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第二節 万葉集
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引馬野の歌
引馬野浜松説
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引馬野といえば、直ちに浜松の古名、引馬を思い起こすであろう。だから賀茂真淵以来、この引馬野は当然遠江の浜松の野、すなわち三方ヶ原の辺であろうとされ、つぎの安礼の崎も、よくわからぬながら浜名湖の風景と考えられ、安礼を新居にあてることも考えられた。