説話文学

348 ~ 349 / 706ページ
 このような平安中期の日記文学の隆盛の後、平安末には『今昔物語』のような説話文学が流行した。このような説話には地方の状況を示す話はいたって豊富であるが、残念ながら直接浜松に関係あるものは見あたらず、やはり『更級日記』をもって最大の収穫とせざるをえない。