目次
/
中世編
/
第二章 鎌倉時代
/
第一節 鎌倉幕府の成立
/
源頼朝の挙兵
平氏の体制たて直し
364 ~ 364 / 706ページ
清盛は後白河法皇(一一二七-一一九二)に再び院政をとるように願い、奈良の僧徒の鎮圧につとめ、近畿地方に軍政をしき、国司の上にたつ総官(そうかん)を任命し、有力な郎等(ろうとう)を一国の総下司職(そうげすしき)に任じ、兵士と兵粮米(ひょうろうまい)の確保をはかるなど、体制をたて直すのに必死となった。