頼朝の出兵 北条時政の入京

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 この宣旨のことを知った頼朝は、十一月一日駿河の黄瀬川宿(静岡県駿東郡清水町付近)に到着して、京都からの情報をまった。そして義経が退京した十一月三日の翌々日、千余騎の兵を従えた北条時政は、頼朝の代理として入京し、強い態度で法皇に申しいれている。そのころ法皇は失敗を悟り、いろいろ善後策を講じていた。