遠江の国務と検断

375 ~ 375 / 706ページ
 建久六年七月、頼朝は鎌倉に帰る途中の橋本駅で遠江国の在庁官人と守護の部下らを招集し、前守護兼国守安田義定を罷免した善後処置として、国務(こくむ)(国衙の行政)と検断(守護の警察権)について指示を与えた。