上皇の決意

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 上皇の経済をささえたのは「長講堂領(ちょうこうどうりょう)」・「八条女院領」など数多くの荘園群である。そこにおかれた地頭は、幕府の出先機関である。院政の指導下に公武合体の政治を夢みた上皇もしだいに討幕を考えはじめた。