執権政治

386 ~ 386 / 706ページ
 執権北条義時のあと、泰時と時房の両人は執権となり、(のち一人を連署という)政治的にまったく無力な将軍をいただき、北条氏が執権として実権を握る政治形態が確立した。これが執権政治であり、幕府政治の第二段階である。嘉禄元年(一二二五)七月に十一人の評定衆をおき、合議制を採用した。しかしもはや先例や道理だけで御家人を納得させることはできない。