目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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荘園
篠原神戸
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篠原(しのわら)神戸 神社に所属して神社の経済をささえた人民が神戸(かんべ)である。遠江の篠原神戸は、伊勢の皇大神宮(内宮)の神戸(封戸(ふこ))千あまりであった。のちその人たちの土地が開墾され、神戸は荘園と同質になった。『神鳳鈔』によると、面積は九町(約九ヘクタール)三段(三〇アール)百二十歩(ぶ)である。市内篠原町にあたるが『神鳳鈔』からのちの史料がない。