目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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荘園
浜松荘は大覚寺統
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延慶元年(一三〇八)大覚寺統では後二条天皇がなくなると、後宇多上皇は、御領を尊治(たかはる)親王(のちの後醍醐天皇)に譲られた。
弘安四年(一二八一)十二月、幕府は左衛門尉通茂を遠江飯田荘菅島・西俣・加保村などの地頭職にした(『集古文書』)。
浜松荘のうち宇間郷の一町の年貢米は、平教時の娘の尼尊浄の所領となったが、これが永仁四年(一二九六)の『西大寺田畠目録』によると、奈良の西大寺に寄進されている。