目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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商業
座のおこり
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平安(七九四-一一八〇)末になると、座(ざ)の組織ができる。宮廷や社寺にれい属する奉仕者の団体が、儀式のさいに占める座席につけた名称からはじまった。このような職業などを同じくする人の団体を座という。その種類は手工業者・商人だけでない。交通労務者から芸能人・遊女などあらゆる職業にわたる。