目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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貨幣
[貨幣]
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【准米 准布】奈良時代(七一〇-七八四)に国家が貨幣の鋳造をやめてからは、米や絹(准米(じゅんまい)・准布(じゅんぷ))が代用品として通用していた。しかし交換と市場が発展するにつれて、この代用品では満足できないようになった。平清盛が、中国から唐銭や宋銭を輸入したのもそのためである。