[貨幣]

420 ~ 420 / 706ページ
 【准米 准布】奈良時代(七一〇-七八四)に国家が貨幣の鋳造をやめてからは、米や絹(准米(じゅんまい)・准布(じゅんぷ))が代用品として通用していた。しかし交換と市場が発展するにつれて、この代用品では満足できないようになった。平清盛が、中国から唐銭や宋銭を輸入したのもそのためである。