目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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貨幣
問屋
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【引馬宿の問屋】為替業務は遠隔地の取引をしている問屋が行なった。遠江国のばあい引馬宿の問屋が京都に送ったのであろう。いずれにしても京都と地方商人とのあいだに密接な取引関係ができていたから為替をくむことができた。引馬宿をたずねる京都商人の定宿の商人(問屋)が京都にゆき、また京都の商人が引馬の定宿にきたとき決済がなされたのであろう。