高利貸資本家 借上

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 問屋とならび中世の社会に大きな姿をあらわしたのは、酒屋と土倉で代表される高利貸資本家である。鎌倉時代のはじめには、この高利貸を借上(かりあげ)とよんだ。年貢などのために高利で借上げることをいったが、のちには、その銭を借す新しい形の金融業者を借上(かしあげ)とか、借上人(かしあげにん)というようになった。