目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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交通
浜名橋の新旧
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浜名湖に架けた浜名橋の位置は、『更科日記』・『東関紀行』などによると、浜名川と浜名湖の接点つまり浜名湖口である。その長さは『三代実録』元慶八年九月朔日の条に、五十六丈(じよう)(約一七〇メートル)の木橋とある。しかし『更科日記』によると、このころは浮橋であった。この橋は『海道記』によると、旧橋と新橋とがあり、『東関紀行』では「湖に渡せる橋を浜名橋と名づく」とあるので、このころは、また浜名湖口に架橋されたようである。