目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第五節 社会と経済
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交通
源頼朝の連歌
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源頼朝は建久元年(一一九〇)十月十八日上洛の途中で橋本駅に宿泊すると、遊女が群参した。頼朝と梶原景時とはつぎのような連歌をした(『吾妻鏡』『増鏡』一)。
「はしもとの君にはなにかわたすへき
たゝそまかはのくれてすきはや 平景時」
なお頼朝は帰途の十二月二十日にもここに泊り、和歌を詠じている(『続後拾遺和歌集』)。
橋本宿の現景(浜名郡新居町)