問屋

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 荘園領主は、年貢などを輸送するため、水上の要地に問(とい)(問丸)をおいた。問丸は荘園の管理・委託をうけ、また年貢米などの販売をしていた。この問丸は、鎌倉時代をすぎると独立し、市場の取引にも関係するようになった。そして地方特産物の売買をもするようになる。これが問屋である。