目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第六節 宗教と文化
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文化
遊女の教養
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鎌倉時代の池田宿は、古くからの宿駅で、旅人の往復は繁く、長者のもとに多くの遊女がいた。遊女は一種の文化人で、文学・芸能をたしなんだ。連歌の素養もあり、当座(とうざ)(会の席で出す)の和歌を武士たちと贈答したことをみても教養の深さが知られよう。