目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第一節 鎌倉幕府の滅亡
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持明院統と大覚寺統
新田義貞の挙兵 鎌倉幕府滅亡
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また五月八日、新田義貞は兵をあげ、鎌倉にせめこんだ。この軍には、千寿王が加わったため、味方は急にふえた。その二十二日、北条高時らは自殺し、鎌倉幕府は滅びさった。これと前後して、九州地方の幕府の出張所鎮西探題と長門探題も滅亡した。
鎌倉では、二階堂の千寿王の陣に武士が集まる。新田勢は反撃をねらい衝突が目前にせまる。しかし義貞の申し入れで和解が成立し、義貞は一族をまとめて上京した。