目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第二節 建武の新政
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現実にあわない政治
国司守護制
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この国司守護制については、守護の将来性を見通して積極的にその存続を認めたとの清水三男氏の説(「建武中興と村落」『日本中世の村落』所収)と、宋の制度に酷似するので、守護と国司とを互に牽制させるためだとの佐藤進一氏の説がある(『日本の歴史』9ー南北朝の動乱ー)。しかし旧幕府の地方制度の根本を公認したのは、鎮守府将軍や征夷大将軍を任じたのと同じ「悲劇」であろう。