目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第三節 南朝と北朝
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足利尊氏の反乱
足利氏の二頭政治
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尊氏は時行の乱を鎮定したのち、政務のすべてを弟の直義に譲り引退しようとした。しかしそれは実現せず、尊氏は全国の武士を家来として従属させる武家の棟梁となり、直義は全国を統治する政務の総轄者となった。一方は人的支配権、他方は領域支配権である。