目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第三節 南朝と北朝
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足利尊氏の反乱
尊氏の上京
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【新田義貞 遠江の戦】尊氏は、直義に東海道から攻めてきた新田義貞をふせがせる。摂津国多田院(ただのいん)(兵庫県川西市)に住む御家人高橋彦六茂宗は、直義の召命におうじ、十一月二十五日矢作河にかけつけ、吉良満義の弟五郎入道の軍に加わり合戦し、二十七日に河をわたって激戦した。さらに遠江の国府(磐田市)・匂(鷺)坂(磐田郡豊田村)・手越河原(安倍川西岸)の戦いに直義は敗北した(『多田院文書』)。