第一期

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 第一期 延元(えんげん)元年(一三三六)三月、義良(のりなが)親王は陸奥太守(むつたいしゅ)となり、北畠顕家とともに任国にくだった。しかし情勢が急迫したので、後醍醐天皇は顕家に上京をめいじた。そこで延元二年八月顕家は、陸奥霊山(りょうぜん)(福島県伊達郡霊山町)を出発し、翌三年正月鎌倉をでて、京都に向かう。