遠江北朝方の井伊攻撃策

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 宗良親王が留守のあいだにも、今川心省は、松井助宗らに兵粮料所を与えるなどして、井伊城攻撃の準備につとめ、暦応二年(一三三九)七月二十二日には攻撃している(北畠親房は、常陸国東条浦についた。親房は、苦戦のあいだに『神皇正統記』に加筆して完成した)。

紙本墨書瑠璃山年録残編 暦応二年の部分(引佐郡三ヶ日町 大福寺蔵)