目次
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中世編
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第三章 南北朝時代
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第三節 南朝と北朝
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守護大名
守護制
502 ~ 502 / 706ページ
【守護大名】しかし南朝がわを圧倒し、反乱分子を除くためには、守護に大きな権限を与え、地方分権的な体制をつくりながら、その上に幕府の政治をうちたてるより方法がない。国衙の力は、守護所に吸収されてくるからである。幕府は守護国司制を否定し、守護制とした。権限が拡大され、実力のついた守護を守護大名(しゅごだいみょう)とよんでいる。