不安定な主従関係

505 ~ 505 / 706ページ
 室町将軍ー守護ー家臣(国人)の関係は、みな不安定である。また守護は、国内の土地調査を強力に行なう実力もなかった。まだ守護と家臣や土豪との差が大きくなかったからである。守護大名を封建領主とよんでいいが、まだまだ未完成であった。